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笹幸恵
2020.12.1 18:33日々の出来事

ちまちま、ちまちま。

このところ、ずっと校正の仕事をしている。
ちまちま、ちまちま。
夕方に仕事を終えても、今度は大学のレポートの
採点(これも採点という名の校正作業)、
戦友会の会報の編集・・・と続く。
ドライアイになり、目の焦点が合わなくなり、
目の周辺のこわばりを感じて一日を終える。
校正というのは間違い探しみたいなもので、
重箱の隅をつついて意地悪くツッコミを入れる。
粗探しといえば、粗探し。
ずっとそんなことをしているから、
新聞読んでも、広告のコピーを見ても、
本を読んでも、メールが来ても、
つい間違い探しをしてしまう。
あああ、それでなくてもひねくれた性格に
意地悪さが加わっていく~~~。

それにしても、日本語というのは難しい。
文章表現というのは奥が深い。

ずっとオンラインでやっていた大学の授業、
来年度は見直されるという。
やっとスライド(教材づくり)から開放される!
オンライン上での添削から開放される!
と思いきや、私が担当する授業は
「一部は引き続きオンラインで実施」の中の
一部に入っていた。
しかもオンデマンドで行なえという。

オンデマンドとは、あらかじめ動画をどこかに
アップしておいて、学生が任意の時間に
見られるようにしておけ、ということだ。
一方的にしゃべれば済む講義ならいざ知らず、
作文の授業は学生によってレベルが違うから
ほとんど個別指導にならざるを得ない。
同じレポートでも、学生によって
指摘すべき注意点は異なる。
それなのにオンデマンドって、何を、どうしろというのか。

大学のおえらいさん方よ、そこんとこ
どう考えているんですか。
しかも授業は、思考の根幹となる「日本語」なのに。

クレームをつけようと思ったら、
連絡が来たメールは「送信専用」だった。
どうしてくれよう(怒)。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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